絵柄と文脈


こう漫画ばかり読んでいると、漫画と現実の区別がつかなくなって…なんて心配は無用(だと思いたい)なのですが、ふと自分が置かれた状況を客観視した時、その状況が漫画で記述されるようなことが生じていませんか? オレはどうもずっとそうなんです。あとオレは人より漫画を読んでいるわけでは決してございません。漫画しか読んでないだけです。

例えばこう客観視してしまうんです。

あともちろん猿におそわれた恩師の敵を討つために山小屋で熊肉を喰うときは板垣恵介の絵柄で牙を剥いてますね。
浦安地区に行くと自然に町並みも浦筋の絵柄に(これはベタ)。

「やっぱ漫画ばっか読んでるから脳が沸いてるんじゃん」とおっしゃることもよくわかりますし、自分でもそんな気がしてきましたが、これは音楽でもいいんですよ。

「オレこんなことあってさー」って誰かに話すときの回想BGMとして左とんぺいのヘイユウブルースを想ってもいいし、キミドリの Oh! What a Night! を想ってもいいし。怒りにまかせた時は Rage Ageinst the Machine とか流しちゃいがちだったり。
んで、こういう感覚共有できる人とこそ、「シンクロ率高い…」、となりませんかね、一般に。

違う言い方をすると、結局文脈依存性が高くなってしまってる、オレのような人間は、こうした手法で後付で記憶を構築していってるのかもしれない。そして、こういう感覚こそがヲタコミュニティの原点であることも否めません。

ああでもね、いい年コいたOLさんが自らを失笑するような時の絵柄が「OL進化論」だとは、思いにくい、んだなあ。


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