人間が管理職になっていく様

アイテー業界でのキャリアの積み方については侃々諤々と論じられてますが、「どこが労働集約的か」すら固定的ではなく、高速にシフトする中ではそれもしょうがあるめえなと思いながら、こんな対比を考えた。

ギター小僧の出世道:

ギター小僧
 ↓
バンマス(もちろんギターは弾ける)
 ↓
レーベルオーナー/プロデューサー(バンドもやってる)
 ↓
イベントオーガナイザー(その昔バンドやってなあ)

すなわち、ギタースキルを持ちながら、バンドを牽引する役割をこなし、後に自分のバンドも含めて複数のバンドをプロモーションするような役割になっていくとともに、最終的にはドカンとデカいイベントやっちゃう、というひとつのキャリアモデルがある。(イベントオーガナイズは、たどりがちな道ではないかもしれない)

同様に、
なんらかのプロフェッショナルスキルのある人がプロジェクトマネージャになるまで:

 職人
 ↓
複数の職人からなる開発チームのリーダー
 ↓
複数の開発チームをオーケストレーションするリーダー
=プロマネ
 ↓
複数のプロマネを率いる事業部の長(もしくは社長)

ここでは、どの職人か、プログラマか意匠デザイナーか内部デザイナーか、は問わない。それは専門領域の差であってキャリアとは独立していると考えている。

いずれにしても管理職=管理する職という、文字通りの管理側面ばかりがネガティブに捉えられて、「管理なんてされてたまるかコンニャロ」などと若人には思われがちだけど、管理職っつっても、例えれば「自分のバンドを牽引するバンマス」、「自分のバンドの付加価値をあげてくれるレーベルオーナー」と似たもんだな、と例えるとそうも思わなくなる。

それに、実際やることは同じようなもんだ。
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