PICA-MEQUE

Tuesday, September 27th

55mmの優しい画角


File0077_s (185k image)実家に帰ってPETRI V6を使ってきましたよ。


父親に見せるなり、どうも記憶が曖昧だけど、形状はこれに近い。買った時期もたぶんこの機種があった頃。でもファインダーから露出が見えたはず…ホットシューあったはず…露出計用の電池を入れる場所があったはず…となり、さらに検索した結果、やはりPETRIはPETRIでもFTだ、という結論に達した。ちなみに当時小学校~中学校だった姉は「そんなカタチだったと思うけど、最期まで使えなかったから詳しいことはわかんない」ということで参考にならなかった。


んで、露出計もないので手元のデジカメを露出計代わりに、±0.5EVは無視する感じで近似値までガチャガチャと数値をいじってマニュアル撮影をしてみる。30年前のNational製のストロボを繋いでみて、フラッシュ撮影もしてみる。ファインダーも曇りなく、巻き上げもしっかりしてて「あー、金属でできたメカをいじってるな~」という実感が楽しい。しかし視度補正がないとピントがあってるかわからないという父親は終始苦労してたようだ。しかし55mmの素直な画角は、片目で見る視野角とほぼ同一なだけあって、構図作りがしやすい。優しい画角だ。んで慣れてくると「ここはさっきより暗いから+1でいいかな」とか「さっきより明るいから-1でいいな」と、目がEVの相対差を感じるようになってくる。これは15年前の写真部現役以来の感覚。

24本と取り終え、底面のボタンをポチリと押してから、懐かしい巻き上げの儀式を経てフィルムを取り出す。近所の30分同プリに出して待つと…フォーカスに成功してるとちょっと信じられないくらい精細な写真ができあがった。いやはや約30年前のレンズとは思えないなあ。十分実用的だ。

ということで次はPETRI FT探しの旅に出る予定。

09.27.05 @ 02:26 PM JST [link] [コメントなし]


Monday, September 19th

たぶん20年前の光を


35mmカメラの話。

そういやα7000が実家に導入される以前、だいたい20年前に使ってたのはPETRIというメーカーの何か、たしかシルバートップのPETRIだったと思うなーなどとググってたところ、この形状を見て記憶がブワッと溢れ出て来た。そうだ、これ壊したの俺じゃん。巻き上げに不具合が出てるのをいいことに、ちょっと開けてみようと格闘して、んで戻せなくなった精密機械だ。確かこの形、V6だったと思う。当時小学5年だった。

などと記憶が鮮明になるにつれて、どうにも20年前の贖罪も込めて、この中古機を入手して実家に献上したくなってきた。いろいろたどりつつ、ヤフオクに出てる玉はおおむねジャンク扱い(今はないメーカーだ。無理もない)だけど、府中のクラシックカメラで屋なら完動品が手に入るとのこと。電話して在庫確認して昨日手に入れて来た。しかしすごいなこの店は。国内外のビザールカメラだらけだ。府中 中古カメラでググると出てくる。

んで店のちょっとぶっきらぼうなおっさんに、当時っぽい皮のほっそいストラップを装着してもらいつつ、「これ、露出計とかありましたっけ?」「一切ありません」などの会話をする。そうか、20年前の我が家はAEなしに写真を撮ってたのか。確かにそんな気がする。ファインダーからNIKON機のように針が見えたりはしてなかったはず。

さらにググってるとPETRI V6の英文マニュアルなんてのも出て来た。この中で使われているPETRIのロゴの看板の写真なんて何年のだ。(栗林写真工業〜PETRI社は1977に倒産している)カメラマニヤさんたちのアーカイブ力はすごいぜ。

そして手にしたPETRI V6を巻き上げたりシャッター押したりしつつ眺めてるのだけど、んー待てよ。本当にAEなかったかな…PETRI FTだった気もして来たし、たしかストロボのマウント(だけ)はあったからPETRI V6-IIだったのではないか…などと考えてるとキリがない。

この、1970代の、なんの飾りもないカメラはテレキャスターを見ているような気分になるし、この時期には海外の有名モデルを真似た泡沫ビザールカメラが大量に出て来てるのもどうにもギターが輸入された頃の話にも似て楽しい。たまにビンテージにアホみたいな高値がついてる点もちょっとギター界ぽい。

ちなみにうちの実家のカメラ歴は、PETRI以降、α7000→α9000→α8700i→EOS1000s(気まぐれで)→Pentax *istD と、まったく骨太なラインナップではない。今更non-AEなカメラで撮影なんてできないだろうなあ。

09.19.05 @ 06:31 AM JST [link] [コメントなし]


Monday, September 12th

自民メソッドロジー


えーと、ギセキが480こあるうち、296を自民が取ってった、という事実が観測されたわけですが、個人的な興味は自民のプロデュースメソッドです。

「キャッチフレーズしか言わない」「郵政民営化が全ての発端である(と思わせる)」てな手段と、それに向けた選挙期間の設定、そのための下準備などが勝利要因じゃないかと見えるんだけど、と同時に、その他の政党にはここまでパワーのあるキャッチフレーズがなかったんだなー、というのと、(こんだけ短期間だと)キャッチフレーズで政権が決定されるんだなーという傾向にちょっと驚いている。ジェームスディーンのような女の子←キャッチフレーズの実例。

いずれにしても、「反自民」で「民営化NG」な政党はそれしかメッセージがなくなるし、「反自民」だけど「民営化OK」な政党はメッセージ自体の差別化ができない。上手い手段だったものだ。like a AVEX。こんなときは HIMITSU GIRL'S TOP SECRET でも聴こう。ひみっつがあーーーる! ドラフティングガーーーーール!!

その一方で、農業の株式会社参入が部分的にOKになったことに驚いたり。補助金と公共性の庇護の下にあった地方農村がどう再構築されてしまうのか。これまで長いこと手がつけられなかった地方利権の構造の変化はダイナミックだと思う。のんびりしてた農村が変に殺伐化しないといいなーと思った。

09.12.05 @ 01:18 PM JST [link] [コメントなし]




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