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06/16/2005: "息も絶え絶えリズム"
相変わらずロマンシングサガミンストレルソングをやっています。2周目。アルベルトクリア後アイシャでリトライ中。アルベルトクリアは96時間ほどかけたけど、さすがにいくつかのマップは頭に入っているので、アイシャでの現在、24時間で終盤の巨人の村出現まではこぎつけた。結構な中毒性だ。8人の主人公と、総計41人と言われる味方にできるキャラの配置、シナリオ、設定、神話、どれも初代のスーファミで実現されてた規模とは思えないくらい奥深い。
ところで、ロマサガシリーズの最大の特徴なのだけど、戦闘終了ごとにHPは満タンまで回復するのです。なので、戦闘終了直前は瀕死でも、勝ちさえすればとりあえず一息つけるのです。でも、LPという「HPを0にしてもいい回数」には限度があって、これがなくなるとキャラが消滅。このため、あるモンスターとの戦闘中に死んでもあまり気にならないけど、洞窟の奥深くにいた場合などは、LPの数値を気にしつつ、ミッションをこなして村に戻るまでLPは保持しなければならない、という制約があります。
古来より、ロープレってのはこの、ゼイゼイ言いつつミッションをこなし、瀕死で村に戻り、回復すると一回り強くなってるという、緊張~緩和感、このリズムが面白いんでないですかねと思ってるのだけど、ドラクエが「村を出てHPもMPもなくなりつつゼイゼイ言って村に戻る」までのリズムを基本とするのに対して、ロマサガは、「戦闘でゼイゼイ→終了で即安心」のリズムと、「村を出てLP減りすぎてゼイゼイ言って村に戻る」までのリズムが同居しており、これが独特の緊張~緩和を演出しているのではないかと思う次第。
にしても、ロマサガの美術には圧倒されます。これまでこんなにゲーム中の建築様式とかを着目したことはなかったなあ。自由視点でないがゆえに演出が効いてるのかもしれない。