[Previous entry: "Google Desktop"] [Next entry: "天 体"]
04/07/2005: "漫画読みの独り言"
猿漫の昔から、
・ジャンプ=友情、努力、勝利
・サンデー=あだち充
・マガジン=コンポラ先生
・チャンピオン=立原あゆみ
てなことは自明であるように言われてますし、実際そんなキャラ分けが明確だったはずなのですが、今のジャンプは丁度デスノートもなく半端な状態に、今のサンデーはあたち先生の連載も終わって半端な状態に、マガジンはガチンコ不良ものと赤松健ワールドが混在した半端な状態に、今のチャンピオンは変な深夜アニメタイアップが増えてやっぱり半端な状態にあり、各々のカラーがだいぶ揺らいでいる状態にあると言えましょう。
では、簡単にどう例えられるかを考えると、
・ジャンプ=るろ剣の亜流だらけ+ボーボボ
・サンデー=最もいろいろ混ざってるが基本はコロコロ感覚
・マガジン=半分同人誌
・チャンピオン=半分同人誌
という状態。
ターゲット層を年齢的に固定で見ていて、テーマを変える気もない(すなわち読者離れを許す)のがジャンプとサンデー。ターゲット層を流動的に捉えたがゆえに、声の大きい読者様のニーズに答えているのがマガジンとチャンピオン、てな感じだろうか。(とりあえずサンデーはミノルは素晴らしいが、兄がどうとかいうボーボボ亜流はさっさとやめるべきだ)
一方、青年誌はもともと同じ年齢層を奪い合っていて、雑誌の傾向はそんなにないはずだったのだけど、注意して読んでみると、
スピリッツ=広告代理店に就職した〜い。でも就職難万歳
ヤンマガ=車好き万歳
ヤンサン=全ては喜国雅彦に帰結
ヤンジャン=最大公約数
モーニング=上記4誌を卒業したスノッブさん向け
ヤングアニマル=M字開脚&バイオレンス
みたいな区分がはっきりしてきている。
部数最大のヤンマガと、独自性では他の追随を許さないアニマルはいいとして、新連載がことごとく酷いスピリッツと、画太郎先生を失い、カッパが頼り以外はどこに独自性があるかわからないヤンジャンはそろそろガラリと変わって欲しいものだ。
とはいえ、一週間を通して一番楽しみなのはサンデーだったりします。