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01/12/2005: "Mac mini"
小さなMac復権に小躍りだ!
火を噴く G4 cube 以降、ハイエンド映像編集向けに大型化してきたデスクトップ Mac、それに対抗するように一体型での収容性を高めてきた iMac、「とにかく積めるものは積むけど重さは度外視」な PowerBook と iBook、と、Appleは小型機はなかったことにしたいようなラインナップで展開してたのだが、ここにきて小型デスクトップを出してきた。
(iMacは悪くないけどディスプレイ持ってる人にはいらないブツだ。PowerBook もけっして悪くないけど、マウスや他ノートでの右クリックオペレーションに慣れると、今から1ボタンには戻れないのだった)
これはもう、小型機が好きな俺は叫びまくりたいのだが、小型デスクトップがユーザーに見せる夢は大きい。大きけりゃそりゃデカいHDDをRAIDで積めてあたりまえで石も二個四個あたりまえでグラボも256MBとかメモリ持ってあたりまえでファンの音が冷蔵庫並であたりまえなのだけど、それはOSの利便性とは切り離された、インフラとしての魅力に過ぎない。それにこの分野だったら、価格競争の激しいPC互換機と差別化をすることは難しい。
いにしえのApple機、カラクラでもLCでもいいのだけど、あの頃のマシンは頼まれてもないのに小さいのが魅力だったのだ。その頃のエントリーユーザーは、ハイパーカードやシムシティを小型機でやるちょこざいなユーザーで、でもそれらアプリがテーブルの片隅の小さなマシンでできる、というところに喜びを感じたはずなのだ。
(余談だがMacOS(漢字トーク)はそういう用途に最適なOSだったと思う。試しにSXGA以上でOS9までのOSを使うと、なんだこのマウス移動距離は、という気になる)
でもって今のOSXだ。コアのOS性能はBSD資産譲りなのでOS9までとは比べものにならないくらい信頼性は増したけど、iTunesやiPhotoなどのOSのオマケに代表される、「Appleが想定する平均的用途」を想定すると、G5機なんかじゃなくて、小型デスクトップで動いたほうがしっくりする。そして俺もそういう使い方こそMacぽいと思う。
このマシン、愛称はドガベンがよさそうだと後輩君が言ってます。途端にやーまだが間違って弁当箱の代わりに Mac mini を持って登校する場面が浮かんだ。