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06/10/2004: "なんて広大な!"
たかが一枚のノートPCで WebLogic と Oracle と Eclipse を同時に動かす必要が生じたため、512MBのメモリを入手しました。今時SO-DIMMだからなんだか割高だったが、256MBのままではOracleのinstallerすら満足に動きませんでして。(install中にinstallerが落ちたりしてましたから…)
で、本当にOracle 動かしつつ WebLogic 起動して Eclipse で都度コンパイルしたりしても平気になった。なんて広大な空間だろう。個人的には(同時にいろいろ立ち上げちゃいけない)と昔のMacOS使いのような発想で、重いアプリは極力単体で立ち上げるようなクセがついてたのだが、今の富豪的PC環境に慣れた御仁には、そんな心配はみじんもないらしい。俺もじきにそうなっていって、そのうちメモリ2GBないとダメな体になるだろう。
翻って、コンピュータの話で考えてみると、「各々のマシンが、(メモリとか演算能力とかHDD領域とか)リソースが十分にない状態」でもパフォーマンスを出すために、局所的な最適化を試みていたのが80~90年代前半だったとすると、「もう十分にリソースはあるので、今度は通信パフォーマンスを出すためにプロトコルを汎用的に&最適化する段階」に入ったのが90年代後半だと思う。
これは人様とサイフの関係性にも似た示唆を与えるなあ、と思った次第。オカネモチが社交を好むのは、最適化したいレイヤが違うから、なんてな。