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01/02/2004: "10年越しの文庫"
元旦、プリンタインクが足りない父親へのつきそいで、実家近くの電器屋に。電器屋は郊外型店舗がモール状に結集した地帯にあり、駐車場は家族連れ…よりは改造パーツでホワイトファーでビラボ~ンステッカーな若者カーがわんさか。その駐車場脇の倉庫の壁に、突然「オナニーさいこう!」のグラフィティ…じゃない、落書き。あーのどかだな~などと安穏と思いつつ、よく見たら
オナニーさいこう! ゴーイングステディさいこう!
という、ゴイステ万歳の激しいカキコであった。
ここで急にゴイステ→ミネタ→アイデン&ティティと連想され、「ハ! そういやアイデン&ティティ読み直さないと!」と思い立ち、その足で書店へ行って文庫購入、10年ぶりくらいに読む。正直、10年前立ち読みした時には(あーもう、説教臭ぇなあ…)と、内容はろくに頭に入らなかったのだが、改めて読み直すと、バンドブームの裏側を舞台に、(俺のコンプレックスはこうだ!)(俺のしたいことはこうだ!)という、凡才による自己言及のひとつのケースを正面から語った、類を見ない作品だなあと感じた次第。俺のここ2年くらいのテーマである、弱虫ロックの終着だったのかな。遅いなー気づくの>俺
などと考えた。
(そして speedway と言えば、コムロ、UTU、木根の3名がTM前にやってた変なグラムバンドなのも事実だが、ここでは残念ながら関係がない)